目次
DeepSeekの答えのあと、こうなっていませんか
調べものも下書きも、DeepSeekで安く一瞬で出た。それでも、そのあとに起きていること。
比較表はきれいにできた。でも会議で決まった宿題は、誰のメモにも残っていない。
安いAPIで案は大量に出た。採用した案と次の作業は、ログとチャットに埋もれた。
使ってよい範囲を情報システム部門に確かめるはずが、依頼したかどうかも曖昧に。
答えを出すのは、DeepSeekで一瞬で終わる。仕事が進むかどうかは、答えのあとで決まっています。
本当は、こうしたかった:DeepSeekの答えのあと
同じ会議。同じDeepSeek。答えが出た瞬間に、こうなっていてほしかった。
調査と下書きはDeepSeekのまま。決まったことと担当・期限は、もう並んでいる。
確認待ち・期限間近の仕事を、次の会議の前にSIMYが先に知らせてくれる。
採用した結論と次の行動が、モデルやチャットをまたいで1つに残っている。
「この案で進めるか」。戻ってくるのはその一問だけ。
これは、SIMYに会議とチャットをつないだ次の会議から起きることです。DeepSeekは、得意な仕事にそのまま使えます。
DeepSeekの答えは、ここで止まる
DeepSeekが得意なのは「頼まれたことに答える」まで。その先は、誰も拾っていません。
- 質問あなたが頼む
- 調査・要約深く考えて
- 下書き・コード安く大量に
- 担当と期限
- 報告
- 社内共有
- 次回までの確認
※ 流れは説明用のイメージです
アプリでも、APIでも、ローカルでも、同じところで止まります。答えは何度でも出せる。でも「頼む」のは毎回あなたで、終わったかを見に行くのもあなたです。
SIMYがつなぐ。DeepSeekはそのまま、答えのあとを任せる
空白だった4つを、SIMYが埋めます。あなたに戻るのは、判断の1マスだけ。
- 質問
- 調査・要約
- 下書き・コード
- 担当と期限会議から拾う
- 報告Gmailに下書きまで
- 社内共有承認したら投稿
- 判断1問だけ戻る
※ 流れは説明用のイメージです
- 会議・チャットから拾う
- あなたのやり方で
- 判断だけ返す
SIMYは、会議の記録やチャットから「そのあとの仕事」を自分で見つけます。あなたが繰り返している手順と確認事項を会話から学び、同じやり方で進め、終わったかをMy Actionsに並べます。
- SIMYに登録し、ChatGPT(Codex)を接続するSIMYのクラウド実行は、お使いのChatGPTアカウントで動きます。Codexの利用は、お使いのChatGPTプランの範囲です。
- SIMYデスクトップアプリを入れるPC上のClaude Codeを、SIMYの実行役にできます。Claude CodeやCodexの会話から、繰り返している仕事を「SIMYからの提案」にします。会話本文はサーバーに保存しません。 ダウンロードはこちら
- 会議の記録をつなぐ連携画面でPlaudやNotionなどを接続します。DeepSeekで整理した内容も、会議やチャットに貼ればSIMYが拾います。
※ SIMYの画面のイメージです
SIMYとDeepSeekの関係:現時点では、SIMYはDeepSeekには接続しません。SIMY自身は、お使いのChatGPT(Codex)アカウントと、PC上のClaude Codeで動きます。調査・下書き・コードはDeepSeekの得意な仕事としてそのまま使い、その答えを会議やチャットに持ち込めば、そのあとをSIMYが進めます。
会議1件で比較:DeepSeekの整理と、SIMYが仕上げる次の一手
社内ツールに要約機能を入れるかを話した40分の検討会を、DeepSeekで整理した場合のサンプルです。左がDeepSeek、右がSIMY。
- 概要
- 社内ツールに要約機能を足す。まず安いAPIで試し、効果を見てから本番を決める。
- 論点
- どのデータまでAPIに送ってよいか。社内規程との整合。
- 宿題
- 情報システム部門への確認。月の利用量と費用の試算。
- 期限
- 次回の検討会(10月15日)までに。
情シスへの確認:あなた・10/8。費用の試算:開発・10/10。試験データの選定:企画・10/14。
試したい機能、送る予定のデータの種類、外部APIの提供元とデータの保存場所を、あなたのいつもの文面で。Gmailに下書きとして保存。
「要約機能は公開情報だけで試します。結果は15日の検討会で。」承認したらチャットに投稿。
公開情報だけで試験導入するか、自社環境で動かす方式を待つか。判断が必要なところだけが、あなたに戻ってきます。
DeepSeekが考え、SIMYが動かす。決めるのは、あなたのままです。
業種別:DeepSeekの使い方と、SIMYが出すもの
DeepSeekで答えを出したあと、SIMYが何を用意するか。個人でもチームでも、型は同じです。
開発チーム DeepSeek:API・試作コード
- 設計レビューの会議→決まった修正と担当の一覧
- コードを書いたあと→PCのClaude Codeで次の作業
- 週の終わり→進捗と判断待ちのまとめ
企画・調査 DeepSeek:公開情報の整理
- 検討会→採用した案と担当・締め切り
- 調査の報告→関係者への報告メールの下書き
- 次回の前→宿題の進み具合と判断の1問
マーケ・コンテンツ DeepSeek:下書きを量産
- 企画会議→採用した案と担当・締め切り
- 下書きのレビュー→修正点をまとめた依頼文
- 公開の前→確認待ちの一覧と判断の1問
情報システム・管理部門 DeepSeek:利用ルールの検討
- AI利用ルールの会議→決まったルールと周知の担当
- 現場からの相談→回答の下書きと確認待ちの一覧
- 四半期の見直し→論点のまとめと判断の1問
はじめ方:DeepSeekはそのまま、3ステップ
- DeepSeekは、いつもどおり使う調べもの、下書き、コード。アプリでも、APIでも、ローカルでも。入れる情報は会社のルールに合わせて。
- SIMYに登録して、ChatGPTを接続。simyを入れるクラウド実行はお使いのChatGPT(Codex)。つなぎ方は上のとおりです。Claude Codeを使っている人は、SIMYデスクトップアプリも。 ダウンロードはこちら
- 会議を1件、終える担当と期限、報告の下書き、共有の文面が届きます。決めて、送る。それだけです。
登録の流れ:プランを選ぶ → メールで本人確認 → カードで決済(無料プランはありません)。料金を見る/PCで使うアプリはダウンロードページから。
DeepSeekの使い方は変わりません。SIMYはDeepSeekを置き換えるものではなく、答えのあとの仕事を受け持つ別の仕組みです。
DeepSeekとは:使い方・モデル・API・日本語・安全性(詳しく知りたい人向け)
ここから下は、DeepSeek本体のことを確かめたいときに開いてください。モデル名と仕様は2026年10月時点の情報です。
DeepSeekとは:どこの国のAIか、誰が作ったかディープシーク。中国・杭州の会社が開発するLLM
DeepSeek(ディープシーク)とは
DeepSeekは、中国の杭州に本社を置くDeepSeek(正式名:Hangzhou DeepSeek Artificial Intelligence Co., Ltd.)が開発する大規模言語モデル(LLM)と、そのチャットサービスの名前です。読み方は「ディープシーク」。無料のチャット(Webとスマホアプリ)、安いAPI、重みが公開されたオープンウェイトの3つの形で使えます。
どこの国のAIか
中国のAIです。プライバシーポリシーでは、運営会社は杭州の法人で、利用者から集めた情報は中華人民共和国内のサーバーに保存すると案内されています。日本のApp Storeでもアプリが配信されています。
設立したのは誰か
DeepSeekは2023年、梁文鋒(リャン・ウェンフォン)氏が設立しました。Forbesなどの報道によると、同氏は中国の投資会社High-Flyer(幻方)の共同創業者です。R1以降、モデルの重みを公開してきたことが特徴です。
3つの使い方
- チャット(Web・アプリ):chat.deepseek.comやスマホアプリで、無料で話しかけて使う。
- API:DeepSeekのAPIを、自社のシステムや開発ツールに組み込む。使った分だけ支払います。
- オープンウェイト:Hugging Faceで公開されたモデルを、自社のサーバーやPCで動かす。データを外に出さずに使えます。
DeepSeekショックとは:何が起きたのか2025年1月。安く作られた高性能モデルが世界を驚かせた
「DeepSeekショック」は、2025年1月にDeepSeekが推論モデル「DeepSeek-R1」を公開したあとの騒ぎを指す言葉です。米国の最上位モデルに近い性能が無料のアプリで使え、しかも少ない費用と計算資源で作られたと伝えられたことで、日米のApp Storeで上位に入りました。
- 市場への影響:「高性能なAIには巨額の半導体投資が必要」という前提が揺らぎ、NVIDIAなど半導体関連の株価が大きく下落しました。
- 技術への影響:重みがMITライセンスで公開されたため、各社のサービスや研究に取り込まれ、推論モデルが一気に身近になりました。
- 規制への影響:同時に、データの保存先や政治的な話題への回答の傾向が議論になり、各国の当局が注意喚起や制限に動きました(下の「安全性」を参照)。
APIが安くオープンウェイトでもあるため、他社のサービスに組み込まれ、利用者が意識しないまま間接的に使っている場合もあります。業務で使うツールが、どのモデルをどこで動かしているかを確かめておくと安心です。
DeepSeekの使い方:Webとスマホアプリ無料。ログインして、話しかけるだけ
- chat.deepseek.comを開く。ブラウザから使えます。スマホならiOSとAndroidの「DeepSeek」アプリがあります。
- ログインする。アカウントを作ると、会話の履歴が残ります。
- 話しかける。日本語で質問できます。ファイルや画像を添えて「要約して」「表にして」と頼めます。
- モードを選ぶ。入力欄の近くに、深く考えるモードやWeb検索の切り替えが表示される場合があります(表記は時期によって変わります)。
- 学習の設定を確認する。設定の「Improve the model for everyone」(執筆時点の表記)をオフにすると、入力内容をモデルの訓練に使わないよう求められます。
2026年10月時点で、DeepSeekのチャットに個人向けの有料プランは確認できませんでした。
仕事で使うときのコツ
- 入れる情報を先に決める:公開情報や一般的な質問から始め、社外秘は入れない、と決めてから使うと迷いません(下の判断表を参照)。
- 役割と出力の形を先に伝える:「経営会議向けに、3行で、根拠つきで」のように、誰に向けた何かを最初に書くと手直しが減ります。
- 答えは確かめる:数字、固有名詞、法令や仕様の記述は、元の資料と照らし合わせてから使ってください。
こうして出した答えを「誰が・いつまでに・何をするか」に変えて追いかけるのは、DeepSeekの外の仕事です。そこを毎回自分でやっているなら、SIMYのつなぎ方を見てください。
DeepSeek V4とは:V4.1-Flash・V4-Pro・R1の違い2026年10月時点。名前と世代は頻繁に変わる
表は横にスクロールできます →
| モデル | 役割 | 使える場所 |
|---|---|---|
| DeepSeek-V4.1-Flash | 2026年9月10日公開の主力。100万トークン(トークンは文字数の目安になる単位)の文脈を扱い、画像なども入力できる。MITライセンス | API(deepseek-flash)、オープンウェイト |
| DeepSeek-V4-Pro | 上位モデル(2026年8月に正式提供)。考える深さを3段階で選べる。MITライセンス | API(deepseek-v4-pro)、オープンウェイト(大規模サーバー向け) |
| DeepSeek-V4 | 2026年4月公開。ProとFlashの2系統で始まったV4系の最初の世代 | APIでは後継モデルに移行 |
| DeepSeek-R1 | 2025年1月公開の推論モデル。「DeepSeekショック」のきっかけ。小さな蒸留版が多数ある | オープンウェイト(小型版はPCで動く) |
| DeepSeek-V3系 | R1以前からの汎用モデル | オープンウェイト(大規模サーバー向け) |
APIのモデル名:以前のdeepseek-chatとdeepseek-reasonerは廃止が告知され、新しいモデル名への切り替えが案内されています。既存のコードを使っている場合は、公式の更新履歴を確認してください。
DeepSeekのAPI:OpenAI互換・Anthropic互換料金は時間帯で変わる。金額は公式ページで
- OpenAI互換:接続先を
https://api.deepseek.comにすると、OpenAIのSDKや既存のツールから呼び出せます。Responses APIやCodexへの対応も公式の更新履歴に記載があります。 - Anthropic互換:
https://api.deepseek.com/anthropicを使うと、Anthropic形式のツール(Claude Codeなど)の接続先をDeepSeekに差し替えられます。 - 料金の形:100万トークンあたりの米ドル建て従量課金です。直前と同じ前置きを再利用できた入力(キャッシュヒット)はとても安く、出力は入力より高くなります。
- 時間帯で倍になる:平日のピーク時間帯(UTC 1〜4時・6〜10時、日本時間では10〜13時・15〜19時。中国の祝日を除く)は、オフピークの2倍の単価です。日本の業務時間と重なるので、大量処理は時間をずらすと費用を抑えられます。
具体的な単価は改定が多いため、DeepSeek公式の料金ページで確認してください。
APIを使い始める手順
- DeepSeekのAPIプラットフォームでアカウントを作り、残高をチャージする。
- APIキーを発行する。キーは環境変数に入れ、コードや共有ドキュメントに直接書かないでください。
- 接続先とモデル名を差し替える。OpenAI形式なら接続先のURLと
deepseek-flashなどのモデル名を指定します。 - 送るデータを決めてから広げる。APIに送った内容も、プライバシーポリシーの範囲で扱われます。社内規程と照らしてから本番の量に広げてください。
SIMYとの関係:現時点では、SIMYはDeepSeekのAPIキーを接続しません。SIMYのクラウド実行は、お使いのChatGPT(Codex)アカウントで動きます。
DeepSeekをローカルで動かす:Ollama・vLLMR1の小型版はPCで動く。V4.1-FlashはOllamaではcloud
- PCで動くもの:Ollamaの
deepseek-r1は1.5Bから671Bまでの大きさがあり、7B版は約4.7GBです。ollama run deepseek-r1:7bのように大きさを指定して動かします。 - Ollamaでもcloudのもの:
deepseek-v4.1-flashとdeepseek-v4-proは、Ollamaの公式ライブラリではcloudタグのみです。Ollamaのクラウドで動くため、手元のPCで完結するわけではありません。 - 最新版を自社で動かすなら:V4.1-Flashの重みはHugging Faceで公開されており、vLLMやSGLangで動かせます。ただし大規模なGPUサーバーが前提です。
「データを外に出さない」ことが目的なら、手元のPCや自社のサーバーで重みを動かす方式だけが当てはまります。cloudタグのモデルは、名前がOllamaにあってもこの目的には使えません。仕組みは中国のAI(LLM)比較の「Ollamaにあっても手元で動くとは限らない」で説明しています。
メモリの目安や量子化の選び方は、ローカルLLMの動かし方(Qwen編)も参考になります。
DeepSeekの日本語:どこまで使えるか日本語で質問・要約・下書きができる
DeepSeekのモデルカードには対応言語の一覧がありませんが、実際には日本語で質問し、日本語で答えを受け取れます。アプリは日本のApp Storeでも配信されています。
- 得意なこと:日本語での質問への回答、長い資料の要約、メールや報告の下書き、コードの説明。
- 気をつけたいこと:日本の固有名詞、敬語の細かい使い分け、日本の法令や商習慣の記述は、確かめてから使ってください。
- 小さなモデルの場合:ローカルで動かすR1の小型版は、日本語の文章が不自然になったり、考える過程が英語や中国語で出たりすることがあります。
日本語の品質は、実際の業務文書で小さく試して確かめるのが確実です。
DeepSeekの安全性:日本と各国の注意喚起禁止ではなく、リスクを踏まえた判断が求められている
データの保存先と学習
DeepSeekのプライバシーポリシー(2026年2月10日更新)では、集めた情報は中華人民共和国内のサーバーに保存されると案内されています。入力をモデルの訓練に使うことを拒否する権利も明記されており、アプリの設定でオフにできます。オフにしても、保存先は変わりません。
日本の当局の注意喚起
- 個人情報保護委員会(2025年2月3日、3月5日更新):「DeepSeekに関する情報提供」を公表しました。DeepSeekが取得した個人情報を含むデータは中国のサーバーに保存され、中国の法令(個人情報保護法、データセキュリティ法、国家情報法など)が適用される、という留意点を示しています。
- デジタル庁(2025年2月6日):デジタル社会推進会議幹事会が、政府機関向けに「DeepSeek等の生成AIの業務利用に関する注意喚起」を出しました。報道によると、DeepSeekを例に同じリスクを示し、機密情報は扱わないことを原則に、利用する場合はリスクを評価して判断するよう求める内容です。利用を一律に禁止する措置ではありません。
2026年10月時点で、日本の個人がDeepSeekを使うことを禁じる法律や命令はありません。勤務先や取引先が独自の利用ルールを定めている場合は、そちらに従います。
各国の対応(報道)
- イタリア:2025年1月、個人データ保護当局がアプリを利用できなくする措置をとりました。
- オーストラリア:2025年2月、政府の端末での利用を禁止しました。
- 韓国:2025年2月、個人情報保護委員会の措置で、アプリの新規ダウンロードが停止されました。
- ドイツ:2025年6月、データ保護当局がAppleとGoogleに、ストアからアプリを削除するよう求めました。
多くは政府の端末や個人データの扱いに関する措置で、理由は国ごとに違います。政治的な話題で回答の傾向が偏るという指摘もあるため、そうした話題の調べものには複数の情報源を使うのが無難です。
各国の対応は報道に基づく要約です。最新の状況は各国当局の発表を確認してください。SIMYでのデータの取り扱いは、セキュリティとプライバシーポリシーで公開しています。
会社で使うときの判断表:入れてよい情報・避ける情報使い方(アプリ・API・自社環境)で線引きが変わる
表は横にスクロールできます →
| 情報の種類 | アプリ・Web | API | 自社環境で動かす重み |
|---|---|---|---|
| 公開済みの情報・一般的な質問 | 入れてよい | 入れてよい | 入れてよい |
| 自分で書いた、公開予定の文章 | 社内ルールの範囲で | 社内ルールの範囲で | 入れてよい |
| 社内の会議メモ・未公開の計画 | 避ける | 規程と契約を確認してから | 社内ルールの範囲で |
| 顧客や社員の個人情報 | 避ける | 避ける | 個人情報の取り扱い規程に従う |
| 取引先の機密(NDAの対象) | 避ける | 避ける | 契約を確認してから |
| パスワード・APIキー・認証情報 | 入れない | 入れない | 入れない |
- まず社内ルールを確認する:生成AIの利用ルールで、使えるサービスや入力してよい情報が決まっている会社もあります。
- 取引先の要件も確かめる:官公庁や、データの扱いに厳しい業界の取引先は、利用するAIの提供元やデータの保存先を条件にしていることがあります。
- 迷ったら、外に出さない方式で:どうしても社内の情報で試したいなら、重みを自社環境で動かす方式を検討してください。
この表は一般的な目安で、法的な助言ではありません。最終的な判断は、勤務先の規程と担当部門の確認に従ってください。
ChatGPT・Claude・Qwenとの違いどれが良い悪いではなく、得意な場所が違う
表は横にスクロールできます →
| 比較項目 | DeepSeek | ChatGPT | Claude | Qwen | SIMY |
|---|---|---|---|---|---|
| 開発元 | DeepSeek(中国) | OpenAI(米国) | Anthropic(米国) | Alibabaグループ(中国) | AwakApp Inc. |
| 得意なこと | 推論と安いAPI | 幅広い用途と周辺機能 | 長い文章と、Claude Codeでの作業 | 多言語、安いAPI、ローカル実行 | 答えのあとの仕事を進める |
| 自分のPCで動かす | 旧世代の小型版で可 | 一部のモデルで可 | 不可 | 多くのモデルで可 | PCのClaude Codeを実行役にできる |
| 起点 | あなたが頼む | あなたが頼む | あなたが頼む | あなたが頼む | 会議・チャットから、SIMYが拾う |
使い分け:答えや下書きを出すのは、DeepSeekを含むどのAIでも構いません。そのあとの担当、期限、報告、共有を毎回自分で追っているなら、SIMYの出番です。中国の主なAIの違いは中国のAI(LLM)比較、QwenはQwen活用ガイドにまとめています。
よくある質問
DeepSeekとは何ですか?
DeepSeek(ディープシーク)は、中国・杭州のDeepSeekが開発する大規模言語モデル(LLM)と、そのチャットサービスです。無料のチャット、安いAPI、重みが公開されたオープンウェイトの3つの形で使えます。
DeepSeekはどこの国のAIですか?
中国のAIです。運営会社は杭州の法人で、プライバシーポリシーでは集めた情報を中華人民共和国内のサーバーに保存すると案内されています。
DeepSeekを設立したのは誰ですか?
梁文鋒(リャン・ウェンフォン)氏が2023年に設立しました。報道によると、同氏は中国の投資会社High-Flyer(幻方)の共同創業者です。
DeepSeekショックとは何ですか?
2025年1月に推論モデルDeepSeek-R1が公開され、安く作られた高性能モデルとして世界で話題になった出来事です。半導体関連の株価が大きく下落し、各国の当局がデータの扱いに注意喚起する動きにもつながりました。
DeepSeekは無料で使えますか?
はい。Webのチャットとスマホアプリは無料で使えます。APIは使った分だけの従量課金です。オープンウェイトのモデルを自分の環境で動かす場合、モデルの利用料はかかりません(機材や電気代は別)。
DeepSeekは日本語で使えますか?
使えます。公式に対応言語の一覧はありませんが、日本語で質問し、日本語で答えを受け取れます。大事な文面は、固有名詞や敬語を確かめてから使ってください。
DeepSeekのAPIの料金はいくらですか?
使った分だけ払う従量課金で、100万トークンあたりの米ドル建てです。平日のピーク時間帯はオフピークの2倍の単価になります。単価は改定が多いため、DeepSeek公式の料金ページで確認してください。
DeepSeekのAPIはどう使いますか?
DeepSeekのAPIは、APIキーを発行し、使い慣れたツールの接続先とモデル名を差し替えて使います。OpenAI互換の接続先はhttps://api.deepseek.com、Anthropic互換はhttps://api.deepseek.com/anthropicで、モデル名はdeepseek-flashなどです(2026年10月時点)。
DeepSeekはローカル(自分のPC)で動かせますか?
R1の小型版などはOllamaで動かせます。最新のV4.1-FlashはOllamaではcloudタグのみで手元では動かず、自社で動かすには大規模なGPUサーバーが必要です。
DeepSeekは日本で禁止されていますか?
いいえ。2026年10月時点で、個人の利用を禁じる法律や命令はありません。2025年2月に個人情報保護委員会が情報提供を、デジタル庁(デジタル社会推進会議幹事会)が政府機関向けの注意喚起を出し、データが中国のサーバーに保存され中国の法令が適用されることを示しています。
DeepSeekに入力した内容は学習に使われますか?
使われる場合があります。プライバシーポリシーには訓練への利用を拒否する権利が明記されており、アプリの設定(執筆時点の表記は「Improve the model for everyone」)でオフにできます。オフにしてもデータは中国のサーバーに保存されるため、機密情報は入れないのが基本です。
SIMYはDeepSeekで動きますか?
いいえ。現時点では、SIMYはお使いのChatGPT(Codex)アカウントと、PC上のClaude Codeで動きます。DeepSeekで作った答えや下書きは、そのまま会議やチャットに持ち込めます。
DeepSeekで出した答えのあとの仕事は、毎回SIMYに頼む必要がありますか?
いいえ。SIMYは会議の記録やチャットから、決まったことと担当・期限を自分で拾います。あなたのやり方を会話から学び、判断が必要なところだけをあなたに返します。
参考情報
DeepSeekのモデル、料金の仕組み、データの扱い、日本の当局の注意喚起は、次の公式情報で確認しました(確認日:2026年10月1日)。創業者の経歴、デジタル庁の注意喚起の詳細、各国の対応は報道を参照しました。モデル名と仕様は頻繁に変わるため、最新の情報は各公式ページをご確認ください。
- DeepSeek API ドキュメント
- DeepSeek API の料金(DeepSeek公式)
- DeepSeek API の更新履歴
- DeepSeek-V4.1-Flash の公開(DeepSeek公式)
- DeepSeek-V4.1-Flash(Hugging Face)
- DeepSeek プライバシーポリシー
- deepseek-r1(Ollama ライブラリ)、DeepSeekのモデル一覧(Ollama)
- DeepSeekに関する情報提供(個人情報保護委員会、2025年2月3日・3月5日更新)
- 政府機関向け「DeepSeek等の生成AIの業務利用に関する注意喚起」の報道(INTERNET Watch)
- 創業者・梁文鋒氏の経歴(Forbes、2025年1月29日)
- 各国の対応(Al Jazeera)、各国の規制当局の動き(Reuters Factbox)