PRESS RELEASE · 若者支援 / AI Mentor
お金の不安がある若者、5人に4人がAI相談後に「今日の一歩」を選んだ
一般社団法人AwakApp、学費・生活費などに不安を挙げた65人中52人の行動選択を確認。15〜19歳507人の実証結果と相談の仕組みを日英で公開
一般社団法人AwakAppは2026年10月5日、若者向けAI相談事業「AI Mentor」の実証結果と相談の仕組みを、日本語・英語で公開しました。相談前に学費・生活費・家庭の状況など、お金の心配を挙げた65人のうち52人、5人に4人が、相談後にその日最初に取り組む行動を選びました。
実証には全国47都道府県の15〜19歳507人が参加し、AI Mentorを利用しました。全体では342人、約3人に2人が、調べる・勉強する・人に相談するなどの行動を選びました。Water Dragon Foundationの助成を受け、2026年8月1日〜10日に実施したものです。
人数は相談直後のアンケートによる自己申告です。行動を実行した人数や、AIだけによる効果を示すものではありません。65人はお金の心配を挙げた人で、低所得世帯として分類した人数ではありません。
学費の悩みから、「学生課で奨学金の相談」へ
参加者の一人は、相談内容を「編入する学費」、今日最初に行うことを「学生課で奨学金の相談」と記入しました。公開済みの成果報告にも掲載している、相談後アンケートの匿名の回答例です。
「学費が心配」という悩みを抱える人が、誰に何を相談するかを考える。AI Mentorは、若者が自分の状況を整理し、取り組むことを選ぶためのチャット相談サービスです。本事業では、家庭の経済状況によって相談や学びの機会が限られる若者にも支援を届けることを目指しました。
相談の特徴は、本人が選び、「今日の5分」まで具体化すること
相談内容をもとにAIが8つの視点を示し、本人が重要だと思う2つを選ぶ。その選択に沿って時期別の計画を作り、最初の1週間、さらに今日5〜10分でできることまで具体化する。AI Mentorは、この順番で相談を進める設計です。
公開資料の大学進学の相談例では、「合格点との距離」と「毎日の型」を選ぶと、今日の行動として模試の科目別点数を書き出すことが示されます。難しい場合には取り組む時間を短くする案や、担任・進路指導の先生への相談も提示します。
この画面例は実際のAI出力をもとに作成した説明用の資料です。上記の参加者の回答例とは別のもので、参加者が実行したことを示すものではありません。
家庭で利用できる教材や学習環境にも着目
教材や勉強机、部活動にかかる費用など、家庭で利用できる学びや暮らしの条件も調べました。9項目の該当数が少ない区分では158人中108人が、その日の行動を選びました。これは所得額による分類ではなく、冒頭の「お金の心配がある65人」とも別の集計です。
一方、相談内容を具体的に記述できなかった回答もありました。どんな問いかけなら悩みを整理しやすいか、選んだ行動を実行できるか、人や支援制度につながるか。これらを次の検証課題として、結果と課題の両方を公開しています。
AI MentorからSIMYへ
AI Mentorは現在、SIMY(シミー)という形で生まれ変わっています。SIMYの公式サイトでは、会話をもとに仕事の進め方を組み立て、実行を支えるAIサービスとして、製品情報を公開しています。
若者支援では、今回の相談設計と実証結果を、選んだ一歩の実行を支える仕組みの検討に生かします。奨学金・支援窓口への案内や行動の継続支援は、今後の構想です。
本事業の主体は一般社団法人AwakApp、本発表の発信元・取材窓口はAwakApp Japan合同会社です。
詳しい集計を見る
お金の心配がある人の集計
相談前のSC6で「学費、生活費、家庭の状況など、お金について心配がある」を選んだ65人が対象。このうち相談後のQ4で行動の種類(選択肢1〜9)を選んだ52人を集計しています。全体507人に含まれる部分集団です。
その他の相談直後の回答
314人が、目標の具体化、選択肢の発見、情報の理解、不安の整理、今日の行動の決定など7項目のいずれかを選択。別設問では243人が、提案から選ぶ・提案を変える・別の行動を考える、のいずれかを回答しました。
家庭環境別の集計
「分からない」「答えたくない」の44人を除いた463人を分類。9項目のうち0〜3項目が158人、4〜9項目が305人で、行動を選んだのは108人(68.4%)と224人(73.4%)でした。
相談後の記述による集計
相談内容を具体的に記述できた人に限ると、行動を選んだのは59/74人と186/230人。具体的な記述がなかったのは84/158人と75/305人です。相談前の能力や、その理由を測定した数値ではありません。
FOR REPORTERS
取材の前に確認できる資料
今回、何を公開したのですか。
2026年10月5日、507人が利用したAI相談の実証結果、家庭環境別の集計、相談の進め方を日英で公開しました。成果報告は各30枚で、PDFとテキストでも確認できます。
「5人に4人」は、誰を数えていますか。
全参加者507人のうち、相談前にお金の心配を挙げた65人に限った集計です。相談後に行動の種類を選んだ52人を数えています。全体では342/507人であり、若者全体の割合を推計した数字ではありません。
一般的なAIチャットとの違いは何ですか。
本事業で用いた相談設計は、8つの視点から本人が2つを選び、時期別の計画から今日5〜10分でできることへ具体化する流れです。他サービスとの比較試験は行っていません。
実際の相談の様子を確認できますか。
下の資料7・8で、実際のAI出力をもとに作成した相談画面例を確認できます。大学進学をテーマにした説明用の例です。参加者の相談ログや、動作するデモではありません。
行動の実行や、経済格差の改善を確認しましたか。
今回の主な数値は、相談直後に何を選んだかという自己申告です。その後の実行・継続や経済格差の改善は確認していません。相談前後の変化と、相談後の状態を分けて読む必要があります。
現在のSIMYについては、どこで確認できますか。
製品の機能やプランはSIMY公式サイトで案内しています。今回の若者向け実証と現在の製品案内は分けてご覧ください。若者支援への活用については、本ページの取材窓口にお問い合わせください。
PROJECT REPORT
成果報告スライド
2026年8月25日付の成果報告をもとに、公開用に解釈・表現を改定した資料です(2026年10月5日改定)。各画像を拡大し、左右の矢印で読み進められます。
集計の対象・設問・結果の範囲は、実施概要にまとめています。
AI Mentorの成果と今後
画像を拡大 ↗スライド1のテキストを読む
507人全員が同じ流れで相談し、成果3タイプ・区分3タイプで分析した
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507人に届き、67.5%が「今日の一歩」を決めた
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15〜19歳の各年齢から、全国47都道府県すべての回答を得た
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届きにくい家庭の若者にも、同じ相談体験が届いた
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母親が主な保護者の若者に見られた、生活資源と相談テーマの傾向
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AI Mentorは、夢を真ん中に置き、選んだ2つの視点を計画にする
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計画は「最初の1週間」と「今日の5分」まで具体化される
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望みは「安定した生活」。相談テーマの3位は「まだ分からない」
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相談後の記述では「うまく説明できない」等が最多だった
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相談直後、3人に2人が「今日の一歩」を決めた
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7段階で見ると「今日することが決まっている」人は10.8%→16.4%
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「今日の一歩」の中身は、勉強・情報収集・生活を整えること
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考える材料で最も多いのは、「夢や目指したい状態が具体的になった」
画像を拡大 ↗スライド14のテキストを読む
半数近くが、AIの提案から選ぶ・変える等と回答した
画像を拡大 ↗スライド15のテキストを読む
463人全体で比べると、家庭の経済状況によって成果に差が出る
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相談後に具体的に記述できた人では、行動選択は80%と81%
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年齢別に見ると、家庭環境別の行動選択の割合が異なる
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お金の心配がある65人中52人が、今日の行動を選んだ
画像を拡大 ↗スライド19のテキストを読む
母親が主な保護者の73人中17人が、「調べる」を選んだ
画像を拡大 ↗スライド20のテキストを読む
相談後に内容を記述できなかった198人中94人も、行動を選択
画像を拡大 ↗スライド21のテキストを読む
言葉にできた人の8割、できなかった人でも半数近くが今日の一歩へ
画像を拡大 ↗スライド22のテキストを読む
不安・能力の心配を挙げた割合は、相談後に約10ポイント低下
画像を拡大 ↗スライド23のテキストを読む
世界の奨学金と同世代を紹介する話に、37.1%が前向きに反応
画像を拡大 ↗スライド24のテキストを読む
IITH学生のメッセージには、52.3%が前向きに反応した
画像を拡大 ↗スライド25のテキストを読む
507人が答えてくれたから見えた、次に埋める4つの穴
画像を拡大 ↗スライド26のテキストを読む
AI相談の実証で確認した、3つのこと
画像を拡大 ↗スライド27のテキストを読む
理想な形:AIの入口と出口に「人と制度」を置く
画像を拡大 ↗スライド28のテキストを読む
SIMYで、決めた一歩の実行を支える仕組みを検討する
画像を拡大 ↗スライド29のテキストを読む
AI Mentorの成果と今後
画像を拡大 ↗スライド30のテキストを読む
METHOD
実施概要と数値の定義
- 事業主体
- 一般社団法人AwakApp
- 助成
- Water Dragon Foundation
- 実施期間
- 2026年8月1日~10日(利用実証)
- 対象
- 全国47都道府県の15~19歳507人。高校生71.0%、女性73.4%。若者全体を代表する標本ではありません。
- 実施協力
- GMOリサーチ&AIの協力により、全国の15~19歳(中学生を除く)を対象に、AI相談を体験する形式で実施しました。
- 方法
- 相談前アンケート、AI Mentorの利用、相談直後アンケート。その後、奨学金などを紹介する話とIITH学生のメッセージを読み、読後の気持ちに回答する構成です。上記の主な成果は相談直後の回答に基づきます。
- 家庭環境の区分
- 家族での外食、国内旅行、海外旅行、自家用車、塾、教材、部活動の費用、勉強机、進学費用について家庭で心配せずに話せることの9項目を使用。所得額や公的な貧困基準ではありません。
- 結果の範囲
- 相談直後の自己申告に基づく集計です。対照群との比較や、その後の実行・継続の追跡は行っていません。342人は相談後に行動の種類を選んだ人数であり、相談前には決まっていなかった人の変化を示す人数ではありません。家庭環境による格差の解消や、群間の効果の同等性を示すものではありません。
- 出典
- 2026年8月25日付「Water Dragon Foundation 助成事業 成果報告|AI Mentor事業」。公開用資料では、数値を維持して解釈・表現を改定しています。
FOR MEDIA
取材・引用について
実施方法、相談の仕組み、家庭環境別の結果についての取材は、AwakApp Japan合同会社が受け付けます。担当:塩飽哲生(tetsuo@simy.one)。引用時の出典表記は「一般社団法人AwakApp AI Mentor成果報告」です。詳しい結果・資料は本ページで確認できます。
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